特定健康診査を受診して(血液と尿検査)結果を聞くために病院へ。
なるべく体を動かしていたし、お酒は10ヶ月ほどやめていたので、去年より結果がいいと思っていました。
なのに、
「コレステロール値も血糖も肝機能数値も高いので生活習慣の指導を受けた方がいいです。」
ときっぱりと先生に言われて・・最初は冗談かと思いましたが、先生の顔は変わらず。
結果を見ると、昨年より数値が悪くなっていました。
ショック!!!
この日からしばらく、というか今も心がズーンと落ちた感じで元気が出ない。
私の特定健康診査の結果
毎年基準値から外れることが多いLDL-コレステロール。
基準値が60~119と書かれているところが、今年は数値がまた上がって134になっておりました。
そして、血糖検査Hb1cの基準値が4.3~5.5が5.6に。
血糖も基準値から外れることが多く高めなので、今回の0.1オーバーは見逃してほしい。
肝機能検査は年々数値が上がってきて、特にGOTは基準の上限にまで、γ-GTPは基準値が0~50の基準値に対して、77まで上がっていました。
・・・・・
8年前の2013年の検査結果を見ると、肝機能数値はすべて基準値内に収まっている!
・・・・・・・・・
γ-GTPの昨年の数値は74。↓
昨年は、γ-GTPの結果を見た先生から、
「前日の料理に料理酒を入れ過ぎたの?」って言われて、最初は何のことやら意味わからず。
お酒を多めに飲んだ翌日は気分が悪くなっていたので、
10カ月ほどやめていたのです!
我ながらすばらしい!やればできるじゃんって自分を称えたけど、そろそろ少し飲んでもいいよね?
と、飲み始めてはいますが、もっと飲みたい気持ちを抑えて少量にとどめているのです。
なのに。。。なぜ数値が悪い?
もしかして、少量のお酒もだめなほど肝臓悪いのか?
お酒が少量でもだめとなると、生きる楽しみが1つ無くなる~!
自分の体なので、自分で何が原因なのかを気づいて改め、命尽きるまで健康を維持していきたいのです。
ということで、ここでは肝機能について知識を増やすべく調べています。
肝臓の場所
肝臓の場所があやふやなので調べました。
(画像出典:腸内美人の秘訣 https://cyou-kenko.com/naizou/998/)
(画像出典:腸内美人の秘訣 https://cyou-kenko.com/cyou/1034/)
(画像出典:腸内美人の秘訣 https://cyou-kenko.com/cyou/1034/)
右胸辺りから肋骨が終わる下部辺りにかけて肝臓はあるのですね。
今年の夏ごろかな、右肋骨の下で、みぞおち(左右のろっこつが胸の前で合わさったところの骨のない少しくぼんだ部分)の右辺りが長時間うずくことがあって、ネットで調べたことがあるんですよね。
ちなみに「みぞおち」って漢字では「鳩尾」と書くそうですよ~
ネットで調べた結果、胃、すい臓、腎臓、肋間神経痛などがヒットしてよく分からず、そのうち痛みがなくなったのでそのままになっていたのですが、上の画像からすると肝臓あたりですね!
でも、肝臓とすい臓は、ある程度病気が進行しないと自覚症状がないことが多い「沈黙の臓器」と言われているようなので、痛みの場所に一番近い胃か肋間神経痛だったのかな~。
こんな感じて、体のあちこちがよく痛むようになっているのです。
こわい・・
調べていると、内臓の関連痛領域をまとめたサイトを見つけました。
↓



痛みと臓器の関係が気になる方はご覧になってみてください。
肝臓の働き
肝臓は大きく、重さはおよそ1kg〜1.5kg。
肝臓は元に戻る力が強く、少し切り取られても再生することができるただ一つの臓器なのだそうです。
肝臓は余力が大きく、肝機能が正常の人は、肝臓の最大能力の30~40%で生活をしているそうですよ。
肝臓で普段使用されていない部分は、肝臓の機能が低下してしまった際に働いてくれるそうです。
日常生活に支障が出ないような仕組になっているのですね。
それだけ肝臓って重要な臓器なのです、大切にしないといけませんね。
↓に記述したようにたくさんの働きをしているんです。
ただデカいだけではない!
【肝臓の働き】
・摂取した栄養素を、身体で使える形に変えたり、貯蔵して必要な時に送り出す、 代謝と貯蔵の中心的な働き。
ブドウ糖や脂肪の代謝やアミノ酸とたんぱく質の合成など。
・胆汁の生成
脂肪の消化吸収を助けるために「胆汁酸」が含まれている胆汁を作る。
この胆汁酸がないと、脂肪を消化するリパーゼという酵素がうまく働かないようです。
また、肝臓の持つ解毒作用と協力し老廃物を体外へ排泄する働きも持っています。
・毒を無毒化
体組織を形づくっている蛋白質は新陳代謝によって分解し、毒性のあるアンモニアを生成するそうです。
これを無害な尿素という物質に変える他、細菌、薬物なども分解し、無害な物質に変える。
アルコールは分解の過程で毒性のあるアセトアルデヒドになり、その後、酢酸、水に変わる。
アルコールの分解は一定の速度で行われるため、飲み過ぎなどでアセトアルデヒドが蓄積すると、二日酔い、肝障害などの原因となる。
・血液の調整
骨髄で赤血球をつくるために必要な葉酸や、ビタミンB12を貯えておき、必要な時に送り出す。
また、古くなった赤血球中のヘモグロビンを分解して、ビリルビンや鉄分を生成。
ビリルビンは肝臓で処理され胆汁の材料となり、鉄分は新しい赤血球の材料となる。
・免疫細胞の働き
肝臓には「クッパー細胞」や「NK(ナチュラルキラー)細胞」と呼ばれる免疫細胞 が大量に存在していて、 体内に侵入した細菌やウイルスを排除 してくれ、病気から守る働きをしてくれています。
GOT(AST)・GPT(ALT)・γ-GTPについて詳しく調べる
GOTとGPTは、たんぱく質を構成する物質「アミノ酸」を作る酵素の一つ。
γ-GTPはたんぱく質を分解・合成したり、肝臓の解毒作用に関与する酵素の一つ。
何らかの障害があると、この酵素が血液中に出てきて、血液検査でGOT、GPT、γ-GTPの数値が上がる。
健康な人の血液内にもGOT、GPT、γ-GTPは存在していて、数値は基準内で、 GOT>GPTとなっているようです。
肝臓に障害がある人は逆で、数値は基準外で GOT<GPTとなるようですよ。
(https://brain-gr.com/tokinaika_clinic/blog/health/gamma-gtp/)
ちなみにこの数値による疾患目安は次のようになっています。
数値が500になったりもするんですね!
病気にならないようにしないと!
検査結果の見方
GOTとGPTの比率は病気によって異なります。下にある程度の目安となる数値を挙げていますので参考にしてください。
- GOT 500IU/l以上 … 急性肝炎、心筋梗塞など
- GOT 100~500IU/l … 肝炎、肝臓がん、アルコール性肝障害、心筋梗塞など
- GOT 33~100IU/l … 慢性肝炎、肝硬変、アルコール性肝障害、心筋梗塞など
- GPT 500IU/l以上 … 急性肝炎、慢性肝炎の急性増悪
- GPT 100~500IU/l以上 … 急性肝炎、慢性肝炎、閉塞性黄疸
- GOT < GPT … 慢性肝炎、脂肪肝
- GOT > GPT … アルコール性肝障害、肝硬変、肝臓がん、心筋梗塞
(引用:特定健康診査ナビ https://tokutei-kenshin.com/checklist/got_gpt.htm)
私の場合は GOT > GPTとなっています。
それに数値は77だし。
私の肝臓は障害というほどでもないのでは?
心配しなくていいのでは?と思えてきた。
GOT
肝細胞、心臓、腎臓、骨格筋、赤血球に存在する、アミノ酸を作り出す酵素。
肝細胞だけでなく、心臓などの酵素が存在する場所に何らかの障害があった時に、障害された細胞に比例した量のGOTが血液中に漏れ出して、血液検査のGOTの数値が上がるようです。
この数値だけが高値だった場合は、肝臓よりも 心筋梗塞、多発性筋炎、溶血性貧血 などの可能性が疑われるそうです。
GPT
GPTもGOT同様に他の臓器などにも存在する酵素だけれど、特に 肝臓に多い酵素。
それで、血液中のGPTの数値が上がるときは、何らかの異常で肝細胞が壊れたと考えて、肝臓の疾患である急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脂肪肝が疑われるそうです。
私はこの数値は上限までいってない。
ということは、やっぱり私の肝臓は大丈夫なのでは?
γ-GTP
肝臓で作られた胆汁は、肝臓の持つ解毒作用と協力し老廃物を体外へ排泄する働きがあります。
胆嚢は肝臓で作られた胆汁を濃縮して貯蔵することと、食物が十二指腸に流れ込んできたときに、胆汁を十二指腸のファーター乳頭へ分泌することが役割なのだそうです。
胆管は、胆汁の通路のことで、肝臓からつづく肝管や胆嚢管、十二指腸へつづく総胆管のことを指すそうです。
γ-GTPはこの胆管で作られ、たんぱく質を分解・合成したり、肝臓の解毒作用に関与する酵素の一つ。
γ-GTPの数値が高いということは、たんぱく質を分解・合成したり、肝臓の解毒作用がうまくいっていないことを表しているということです。
(画像出典:健康生活情報.com https://kenko-seikatsu-joho.com/gallbladder-bile-duct)
γ-GTPは肝臓以外の腎臓・膵臓・脾臓・精巣・小腸などの器官にも多く含まれているとのことですが、これらの臓器は障害があっても血液中にほとんど流出せず数値が上がらないということ。
そのため、肝機能を示す数値として利用されているんですね。
γ-GTPは、アルコールに対して敏感に反応して数値が上がる特徴があるので、お酒の飲み過ぎを原因とした脂肪肝や肝炎などといった「アルコール性肝障害」の指標として用いられています。
禁酒することによって約2週間でγ-GTPの数値が半分くらいになるそうです。
アルコールが原因の肝機能障害かどうかを確認するには、しばらく禁酒したあと再検査するとよいですね。
ただ、アルコールが習慣化している場合は2週間では数値は下がらないようなので、もっと長く禁酒した方がよさそう。
あと、γ-GTPの数値は、薬を飲むことによっても高くなるようです。
どの薬の副作用にも肝機能障害があるとのこと。
また、中性脂肪が高かったり糖質の摂りすぎなども、γ-GTPが高くなる原因の1つだそうです。
私の場合は、薬は飲んでないし、2~3日に1回サプリを飲む程度。
少量だけど毎日飲んでいるアルコールが疑わしい。
脂肪肝
脂肪肝とは、食べ過ぎや運動不足が原因で、肝細胞内に脂質や糖質が蓄積してフォアグラのようになった状態。
日本人の3人に1人は脂肪肝だそうです。
脂肪肝になると、脂肪分が血液中に流れだして血栓ができやすい状態になり、心臓病や脳梗塞のリスクが健常な人に比べて2倍高くなる!
脂肪肝は、 アルコール性脂肪肝と 非アルコール性脂肪肝に分かれます。
肝臓は脂肪や糖分を燃やすなどのいろいろな働きをしているけれど、アルコールが体内に入ると、肝臓はアルコールを分解することを最優先にするために、他の働きができなくなるそうです。
ビール1缶(350ml)で3時間ほど糖分や脂肪燃焼がストップするそうですよ!
アルコールによって代謝がうまくできずに肝臓に脂肪が蓄積してしまうのが、アルコール性脂肪肝で、 GOT>GPTとなるようです。(http://www.cibustraining.com/about/gotgtp/)
度数が高いお酒を飲むほど解毒するのに時間がかかることになるので、脂肪肝にもなりやすいということになりますよね。
非アルコール性脂肪肝は、アルコールをほとんど飲まないけれど、肥満、糖尿病、運動不足などでインスリンの働きが低下して、肝臓に脂肪がたまった状態で、 GPT>GOTとなるようです。(http://www.cibustraining.com/about/gotgtp/)
γ-GTPはアルコール性脂肪肝では高値になるとのことです。
脂肪肝かどうかは腹部超音波検査(エコー検査)で分かります。
お腹にゼリー状の液体を塗って超音波で調べます。
被曝しないので安心です。
肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、胃や大腸などの消化管、血管やリンパ節などに異常がないか調べることができるので、肝臓になにかあった場合異常がわかります。
私は町の健康診断で毎年腹部超音波検査をしていますが、令和元年は軽度の脂肪肝でしたが、今年は異常なしでした。
GOT(AST)とGPT(ALT)の値の差が2以内が理想
GOT(AST)とGPT(ALT)の酵素が働くためには、補酵素として ビタミンB6が必要らしい。
GOT(AST)、GPT(ALT)の数値の差が 2 以内が理想だということですよ~。
それ以上の差があって、しかもGOT(AST)>GPT(ALT)のときは確実に ビタミンB6不足。
ビタミンB6不足。私ですね。
γ-GTPを基準値内にするために有効な対策方法
γ-GTPを基準値内にするために有効な対策方法5つが紹介されていました。
「DHAEPAサプリのススメ」サイト(https://dhaepa-sapri.com/ganmagtp/)の方は、この5つをすべて行うことで、1年後の健康診断で基準値内になり、中性脂肪値やコレステロール値も大きく改善していたということです。
- お酒の量を減らす
- 肝臓に悪い食べ物の摂取(脂質・糖質・炭水化物の多い食べ物)を控える
- 肝臓に良いタウリン、亜鉛、オルニチンを含む食べ物(シジミ、牡蠣、ウコン(香辛料のターメリック))を摂取する
- γ-GTP改善に効果のあるサプリメントを活用する
- 適度な運動を行う
サプリはDHCのオルニチンサプリを見つけました。
これは、1日1,280mgのオルニチン塩酸塩が摂れるサプリで、アミノ酸の一種であるアルギニンやリジンもプラス。
1日目安5粒
内容量 100粒
20日間続けられる100粒の内容量で、リーズナブルな価格で手に入るのはうれしいですね。
原材料名
オルニチン塩酸塩、ゼラチン、アルギニン、リジン塩酸塩、グリセリン脂肪酸エステル、着色料(カラメル、酸化チタン)、二酸化ケイ素
調べた結果の感想
10カ月間の禁酒経験があるのに、肝機能数値が高かった原因は、糖分を摂りすぎていることと、少量だけど度数の強い焼酎を毎日飲んでいたからだと思いました。
翌朝二日酔いのような状態になってなんとなく吐き気がすることが多いのです。
それは、肝臓でアルコールの解毒がうまく行われていなかったからだったんですね。
8年前の数値が基準値内で収まっているということは、アルコールを毎日しかも少量とはいえない量を長年飲み続けてきて、さすがに肝臓が弱ってしまっているんだな。おそらく。
年齢とともに臓器も衰えてくるので、肝臓にかなりの負担がかかっているのではないかと思います。
肝臓に負担をかけないような食生活を実践していこうと思います。
お酒は毎日ではなく、せめて3日おきとかにしようかな。
次の検査は、アルコールが原因かをしっかりと確かめたいので、禁酒をしばらく続けて受けるつもり。
脂肪肝かどうかをチェックできる腹部超音波検査を受けていたから、肝機能数値が高い原因が脂肪肝ではないと断定できたので、これからも受けて行こうと思います。
(参考:https://allabout.co.jp/gm/gc/301887/)
(参考:http://kkshikaku.com/archives/9780)
(参考:肝臓の働き http://hokenkinousyokuhin-navi.work/kanzou/)
(参考:DHAEPAサプリのススメ https://dhaepa-sapri.com/ganmagtp/)
(参考: 公益財団法人 ルイ・パストゥール医学研究センター
抗酸化研究室 https://antioxidantres.jp/)
(参考:いしゃまち https://www.ishamachi.com/?p=79237)
(参考:東京メディカルクリニック https://www.dock-tokyo.jp/results/liver-function/gtp.html)
(参考:スキンソリューションクリニック https://www.skinsolutionclinic.com/2016/10/18/)
(参考:中性脂肪ナビ http://www.cibustraining.com/about/gotgtp/)