ダイエットに人気の糖質制限食品には、合成甘味料が多く使われています。
合成甘味料は、砂糖の数百倍の甘さがあるので、砂糖と同じ甘さを付けたい時に使用量はごく僅かでよく、カロリも抑えられる。
だからダイエット食品には多用されているのです。
でも、体には良くないようですよ~。
何が合成甘味料に当たるのかを実際の糖質制限食品の表示でみてみます。
ヤフー 低糖質食品ランキングメーカーの原材料・成分表示をみてみる
甘味料のところに表示されている名称に注目して下さい。
すべて合成甘味料の名称です。
○星食品 こってりソース焼そば
低糖○○(リ○○食品) 低糖質クロワッサン
低糖質ロールパン
ティラミスケーキ
〈アレルギー特定原材料等〉乳、卵、小麦、大豆、ゼラチン
○I○○E 大豆ロール
ベーグル
代表的な合成甘味料の種類
現在使用されている代表的な人工甘味料は、合成甘味料の アスパルテーム、 スクラロース、 アセスルファムK、 ネオテーム、 サッカリンですが、2014年に アドバンテームという人工甘味料も新しく加わりました。
これら合成甘味料はすべて危険度が高いといわれています。
発がん性が疑われているのが、 アスパルテーム、 ネオテーム、 サッカリン、 アドバンテームです。
アスパルテームは 危険性が高いといわれている人工甘味料で、「カロリーゼロ」や「ノンカロリー」とのうたい文句で販売されてますが、 発がん性が疑われていて、脳腫瘍・白血病・知能低下・認知症・心疾患・アトピー・不眠症など、体中に様々な影響を及ぼす可能性があると言われています。
アスパルテームには、フェニルアラニンという物質が含まれており、先天的にフェニルアラニンの代謝ができない「フェニルケトン尿症」の人はアスパルテームを日常的に摂取していると、胎児の脳の発達に影響を及ぼす可能性があると言われています。
国内では、アスパルテームの一日許容摂取量(ADI)は 2344mg/日(約2g) に設定されています。
ネオテームは、アスパルテームの派生物で、アスパルテームより毒性が強いともいわれています。
その理由は、 3・3―ジメチルブチルアルデヒド という化学物質が加えられているからです。
この物質は、 米環境保護庁のもっとも有害な化学物質リストに掲載されているということです。
刺激性が強く、皮膚、目、呼吸器に悪影響を及ぼし、発がん性が疑われています。
サッカリンの化学構造は、ベンゼンに二酸化硫黄と窒素、酸素、ナトリウムを結合させたものです。
ベンゼンは白血病を引き起こすことが明らかになっている化学物質なので、ベンゼンを骨格に持つサッカリンも発がん性が疑われています。
アドバンテームもアスパルテームと全く同じ、構造中に有毒なメタノールを遊離させ得る部分を持っていますので、発がん性が疑われています。
スクラロースとアセスルファムKは 発がん性はないといわれていますが、 スクラロースは有害化学物質のダイオキシンに近い性質があるようです。
動物実験では、善玉菌も含めた腸内細菌を殺してしまうという実験結果が出ています。
また、スクラロースをブドウ糖と一緒に摂取すると、インスリンが多く分泌されて糖尿病発症のリスクが高まるとの報告もあります。
アセスルファムKの動物実験では、甲状腺異常、肝機能障害が起きています。
また、アレルギー症状が出る人もいます。
発がん性物質の 塩化メチレンを含んでいることも気になります。
後味に少し苦みがあるので、微糖の缶コーヒーによく使われているようです。
スクラロース、アセスルファムKは難消化性なので、肝臓や腎臓への負担を大きくし、下痢を引き起こしやすくするとも言われています。
スクラロース、アセスルファムKについて詳しく書かれているサイトがあるので、気になる方はこちらのサイトを読まれてみてください。
(くにちか内科クリニック https://kunichika-naika.com/information/hitori202007)
(くにちか内科クリニック https://kunichika-naika.com/information/hitori202007-2)
人工甘味料は体への不安要素が多いので、避けた方がいいです。
糖アルコール・非糖質天然甘味料を選ぶ
合成甘味料に対し、化学構造の一部が砂糖・アルコールに似ている 糖アルコールや、炭水化物から作られていない 非糖質天然甘味料を使っている食品があります。
みどり工房 《ひげのおっちゃん(ごまあんクリーム)》
糖アルコール、非糖質天然甘味料もローカロリーなので、砂糖の代替としてダイエット・糖質制限食品によく使用されていますが、 合成甘味料のような危険性はありません。
食品を探すときは、原材料・成分表示を見て、甘味料に 糖アルコール・非糖質天然甘味料が使われているものを選ぶことをおすすめします。
糖アルコール
マルチトール・マンニトール・ソルビトール・キシリトール・エリスリトール・ラクチトール
非糖質天然甘味料
ステビア、グリチルリチン(甘草)、ラカンカ(羅漢果)、ソーマチン
ただ、合成甘味料と比較すると安全であるのは確かですが、まだ不明な点も多いというのが現状のようですので、制限のない摂取は控えてくださいね。
特に、非糖質天然甘味料は 漢方の材料になっているものもあり、優れた効果効能があるからこそ、過剰摂取には注意が必要です。
参考になれば嬉しいです。