バナナはダイエットに最適だといわれていますが、よく分からずに食べている方、皮が黒くなるのが早く、慌てて食べないといけないから敬遠してしまっているという方、房の部分が緑色が残っているバナナを敢えて選ぶ方に見て頂きたい、バナナがダイエットに最適な理由と、保存方法の記事を書いています。
バナナがダイエットにいいのはなぜ?
中くらいのバナナ1本は100g。
カロリーは86㎉で ご飯1/2杯分のカロリー。
糖質はどのくらいかというと、
バナナ(100g中1本) 22.5g
ご飯(100g) 36.8g
食パン(6枚切り1枚あたり) 26.6g
バナナも糖分は結構ありますが、 果糖は分子が荒いために吸収が穏やかで血糖値が上がりにくく、肥満に直結するものではないといわれています。
栄養素のバランスもいいです。
ただし摂り過ぎはいけないので、 1日1~2本が目安。
バナナの成分のうち、表にある、みかん、りんご、いちごの含有量より際立って多い成分を拾い、ダイエットになぜバナナがいいのかをみてみます。
栄養成分比較表(可食部100gあたりの含有量)
栄養素 単位 バナナ みかん りんご いちご エネルギー kcal 86 46 61 34 水分 g 75.4 86.9 83.1 90.0 たんぱく質 g 1.1 0.7 0.2 0.9 脂質 g 0.2 0.1 0.3 0.1 炭水化物 g 22.5 12.0 16.2 8.5 灰分 g 0.8 0.3 0.2 0.5 ナトリウム mg 微量 1 微量 微量 カリウム mg 360 150 120 170 カルシウム mg 6 21 4 17 マグネシウム mg 32 11 5 13 リン mg 27 15 12 31 鉄 mg 0.3 0.2 0.1 0.3 亜鉛 mg 0.2 0.1 0.1 0.2 銅 mg 0.09 0.03 0.05 0.05 マンガン mg 0.26 0.07 0.04 0.20 カロテン μg 56 1000 22 18 ビタミンB1 mg 0.05 0.10 0.02 0.03 ビタミンB2 mg 0.04 0.03 0.01 0.02 ビタミンB6 mg 0.38 0.06 0.04 0.04 ナイアシン mg 0.7 0.3 0.1 0.4 ビタミンC mg 16 32 6 62 ビタミンE mg 0.5 0.4 0.4 0.4 葉酸 μg 26 22 3 90 パントテン酸 mg 0.44 0.23 0.05 0.33 食物繊維総量 g 1.1 1.0 1.9 1.4 水溶性食物繊維 g 0.1 0.5 0.5 0.5 不溶性食物繊維 g 1.0 0.5 1.4 0.9 「日本食品標準成分表2015」より
(引用:スミフル https://www.sumifru.co.jp/trivia/nutrient/nutrient_list/)
たんぱく質
人間の組織、筋肉や内臓、皮膚や髪などの様々な組織を作っているたんぱく質。
でも、摂りすぎると体脂肪が増える原因に。
炭水化物(糖質)
バナナの炭水化物は太らない炭水化物。
なぜなら炭水化物の組織が、でんぷん、果糖、ブドウ糖からなり、バランスが良いために良性炭水化物だから。
血糖を上げにくく、緩やかに体内に吸収され、脂肪を溜め込むのを防ぐ。
空腹感を起こしにくい。
灰分(かいぶん)
灰分とは、燃やしたときに残った量で、食品中のミネラルの総量を表しています。
ということは、この量が多いということは ミネラルが多く含まれている食品だということになりますね。
カリウム
カリウムが、みかん、りんご、いちごに比べ 2倍以上含まれていますね。
カリウムは体の水分調整( むくみ取り)や血圧の上昇を抑えてくれます。
免疫機能を保つ上でも欠かすことの出来ない栄養素であり、病気を予防する上でも必要不可欠。
カリウム不足は代謝が悪くなり、筋肉のけいれんや、体のむくみにつながります。
マグネシウム
骨や歯の形成に必要な栄養素であり、 エネルギー代謝酵素を活性化させるため、 代謝をアップさせ、中性脂肪を減らしてくれるほか、便秘も改善してくれます。
銅
必須ミネラルの一種。
体の中の数多くの酵素となり、活性酸素を除去したり、骨の形成を助ける他、 脂肪細胞が分解する際、銅が多い程、より多くの脂肪を分解することができるようです。
ビタミンB6
糖質、タンパク質、脂質を 体のエネルギーに変えてくれる!
果物の中ではバナナが一番多く含まれている。
体の余分な脂質や糖質をエネルギーに変換してくれる働きが優れています。
ナイアシン
糖質、脂質、たんぱく質などの代謝に不可欠なビタミン。
他のビタミンとは互いに助け合う関係。
パントテン酸
ビタミンB5のこと。
こちらも 糖質、脂質、たんぱく質などの代謝に不可欠。
バナナを長持ちさせる方法
数字が大きくなるほど保存が高度になります(ほんの少しですが)
- バナナの房の根元をラップでくるんで室温に置いておく。
(↑面倒くさがりの方はこれ。バナナを一本切り取るごとにラップがずれたらきちんと巻き直す。バナナスタンドで吊るすとより長持ちする。) - バナナを1本ずつ新聞紙にくるんで冷蔵庫の野菜室で保存。
- バナナを1本ずつポリ袋に入れ、ポリ袋をバナナに巻き付けて冷蔵庫の野菜室で保存。
- バナナを1本ずつばらばらにして保冷バッグ(100均でOK)に入れて冷蔵庫の野菜室で保存。
(1本ずつばらばらにしたバナナをビニールにそれぞれ入れた後保冷バッグに入れると尚良い) - 皮をむいて冷凍用保存袋にそのまま入れ、冷凍庫で保存(保存後の用途に応じて輪切りなどにカットして保存。ペーストにするときは保存袋の上から手でつぶして保存)。
- 皮をむいて1本ずつラップで包んで冷凍庫で保存。
- 皮をむいて1本ずつラップで包んで冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保存。
ダイエット中でもデザート♡バナナアイス♡
材料(4人前)
・バナナ3本
・豆乳25ml
・レモン汁小さじ1
作り方
皮をむいたバナナをそのまま 保存バッグに入れて、レモン汁と豆乳を加えてよく揉み込む(保存バッグの上から手で押してバナナをつぶしていく)だけ。
あとは冷凍庫で固まるのを待てば、バナナアイスのできあがり。
バナナの甘さで十分なアイスに仕上がる。
バナナは熟したものを使うと尚美味しい♡
(参考:クラシル https://www.kurashiru.com/recipes/)
まとめ
バナナは栄養素のバランスが良く、糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーに変えてくれる力が強いため、ダイエットに最適。
バナナの保存はいろいろあるが、最も簡単なのは、バナナの房の根元をラップでくるんで室温に置いておく方法。
バナナの1日の目安は1~2本。
バナナを上手に摂りいれて、きれいに痩せましょう♡